様々なラン

アカカリス キアネア
Acacalis cyanea
コロンビアからブラジルの低地林に分布する着生ランです。ランでは比較的珍しい青色の花をつけるため、ブルーオーキッドとも呼ばれています。2002年12月撮影。

 

アングレクム エブルネウム
Angraecum eburneum

 

大型の野生ランで、アフリカ東部のマダガスカル、コモロ、マスカレン諸島に分布しています。島によって株の大きさに変異があり、蘭ミュージアムで展示している個体は大型の系統です。 花は唇弁が上向きになり、夜行性の蛾によって花粉が運ばれます。

 

アネクトキルス エルウェシイ Anoectochilus elwesii
ミャンマー、タイ、ベトナムの薄暗い林床に生育する小型の地生ランで、写真の個体はベトナム産です。葉にはビロード状の光沢があり、さらに美しい網目模様が入っています。秋~初冬にかけ、径2cm程の花を咲かせます。2004年1月撮影。
アダ エレガントゥラ Ada elegantula
やや地味な花を咲かせる小型の着生種。エクアドル、コロンビア、ペルーの高度1000m~2500mの範囲にひろがる、雲霧林内に生育しています。夏季の暑さをさけ、50~70%の遮光下で栽培します。2003年11月撮影。

 

アングレカム レオニス Angraecum leonis
この種には分布域の大きく異なる2つの品種が知られています。1つはマダガスカルの低地に生育するやや小型の品種、もうひとつはコモロ諸島の標高約900m付近に生育している大型の品種です。中温~高温室で、50%~70%の遮光下で栽培します。AeranthesやMistacidium属に分類されたこともあります。2003年11月撮影。

 

アンセリア アフリカーナ
Ansellia africana
樹上、または岩上に生育する着生ランで、熱帯アフリカから南アフリカに分布しています。黄色地に茶色の斑紋が入ることから、“レオパルドオーキッド(豹ラン)”とも呼ばれます。開花期はふつう春~夏ですが、蘭ミュージアムでは1月頃から開花します。花は比較的長くもちます。
エランギス ヒルデブランディ
 Aerangis hildebrandii
アフリカ原産のごく小型の単茎性着生ラン。花の直径は僅か3mmほどですが、良く見ると可愛らしい星型をしています。Chamaeangis hildebrandiiとされることもあります。2003年11月撮影。

 

アングレカム ラモスム
Angraecum ramosum
マダガスカルとコモロ諸島に分布するやや小型の着生ランです。花は唇弁が上に位置し、多くのランの花とは逆向きになっています。側花弁、萼片は蝋のような光沢をもっており、比較的長く咲きます。Angraecum germinyanumと呼ばれることもあります。2003年11月撮影。
アスコセントルム ミニアトゥム
Ascocentrum miniatum
ヒマラヤからマレー半島、インドネシアに分布する着生ラン。鮮明なオレンジ色の花は美しく、良く目立ちます。開花期は春~夏です。2003年6月撮影。
バプティストニア エキナータ
Baptistonia echinata 
一属一種の着生ランで、ブラジル東南部に生育しています。花の色、形から“ビーオーキッド(蜂ラン)”とも呼ばれます。開花期は春です。
ブラッシア アルクイゲラ Brassia arcuigera
コスタリカからベネズエラ、ペルーにかけて分布する着生ラン。花茎は30-60cmに達し、春から秋にかけて多数の花をつけます。2004年8月撮影。

ブルボフィルム ビンネンディジキー Bulbophyllum binnendijkii

 

写真は2002年11月に開花したときの様子です。大変珍しい野生ランで、開花の様子が公開されるのは世界でもまれなことです。日本では蘭ミュージアム・高森が初めて公開いたしました。約10花が同心円状に並び、一斉に開花する様子は見事の一言につきます。一度その姿を見れば、自然の神秘を感じずにいられません。花は日中に開き、夜になると閉じてしまいます。花の寿命は約1週間ほどです。次回の開花を期待してお待ち下さい。

 

ブルボフィルム エミリオルム Bulbophyllum emiliorum
フィリピン原産の着生ラン。花の表面は蝋質で、唇弁が上になるように開花します。2003年6月撮影。
ブルボフィルム ロッビー Bulbophyllum lobbii
ビルマからインドネシア、フィリピンにかけて分布する着生ランです。春~夏にかけて大きく開く花を咲かせます。唇弁は僅かな風でもゆらゆらと揺れるような仕組みになっています。基部には蜜と精油を分泌し、花粉を運ぶハエをおびき寄せています。2003年6月撮影。
ブルボフィルム ペクティナトゥム Bulbophyllum pectinatum
台湾、インドシナ半島~アッサムの産地に生育している着生ラン。花は大きく開き、可愛らしい色、形をしています。2003年6月撮影。
バーケリア リンドレヤナ Barkeria lindleyana
メキシコ、グァテマラ、ホンジュラス、コスタリカに産する小型の着生種で、コスタリカでは独立記念日の花にもなっています。株に比して長く伸びる細長い花茎の先に、大きな美しい花を咲かせます。花形や花色は変異に富んでおり、写真は白花の品種です。 Epidendrum属等と近縁。2003年11月撮影。
ブラッシア カウダータ
Brassia caudata
熱帯、亜熱帯アメリカ原産の着生ラン。細長い花びらが人目を引きます。開花期は冬~春。
ブルボフィルム ハマティペス Bulbophyllum hamatipes
ジャワ島に分布する小型の着生ラン。花径は3、4cmと小さめですが、可愛らしい星型をしており、光沢のある花はなかなか魅力的です。2003年9月撮影。
ブルボフィルム マクラエイ Bulbophyllum macraei
和名 シコウラン
琉球、台湾、インド、スリランカに分布する小型の着生ラン。花茎は長さ10-20cmで、夏から秋にかけて2-5花を散形状につけます。2004年8月撮影。
ビフレナリア ハリソニアエ
Bifrenaria harrisoniae
ブラジル南部原産の着生ランです。春~夏に芳香のある花を1~2花咲かせます。強健種で栽培が容易なため、よく栽培されています。
ブラッシア ベルコーサ Brassia verrucosa
メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ベネズエラに分布する着生ラン。春から秋にかけて、長く伸びる花茎に多数の花をつけます。花は有香。2004年8月撮影。

ブルボフィルム エリザベス アン
Bulbophyllum Elizabeth Ann

 

アメリカで作られた交配種ですが、国際的にも高く評価されている大変優れた種です。日本にはほとんど入ってきていません。

 

ブルボフィルム エリザベス アン
Bulbophyllum Elizabeth Ann

 

アメリカで作られた交配種ですが、国際的にも高く評価されている大変優れた種です。日本にはほとんど入ってきていません。

 

ブルボフィルム ラシオキルム Bulbophyllum lasiochilum
ミャンマー~マレー半島に分布する小型の着生ランです。花はロボットが歩き回っているような非常におもしろい形をしています。同属の多くの種と同様、ハエにより花粉が媒介されると考えられています。ミャンマー~マレー半島原産。2003年11月撮影。

ブルボフィルム メドゥーサエ
Bulbophyllum medusae

 

ギリシャ神話に出てくる女性の悪魔『メドゥーサ』の名のついた、大変奇妙な形の花をもつ野生ランです。長く糸状に伸びた萼片が悪魔の頭にうごめくヘビを連想させるのでしょうか・・・。写真は2002年11月末~12月頭にかけて開花したときのようすです。花の寿命は1週間ほどです。

 

ケロニステレ スルフレア Chelonistele sulphrea
マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ジャワ島に生育する小型の着生ラン。後方に反り返った花弁の様子や、唇弁のオレンジ色の模様が非常にかわいらしい種です。セロジネ属やデンドロキルム属等に近縁。中温室で約50%の遮光下で栽培します。2003年11月撮影。
コクリオダ ロゼア
Cochlioda rosea
ペルー、エクアドル原産の着生ラン。ミルトニアやオドントグロッスム属に近縁です。春に5~20の桃色の花を咲かせます。自生地ではハチドリによって花粉が媒介されます。
コンパレッティア マクロクレプトロン
Comparettia macroplectron
コロンビア原産の着生ラン。冬~春に、株の割に大きな花を約10花咲かせます。
クリプトスティリス アラクニテス
Cryptostylis arachnites
和名:オオスズムシラン。熱帯アジアとオセアニア二生育する地生ランで、琉球列島にも分布しています。同属の種では、ある種のジガバチのオスが唇弁上で擬似交尾を行なうことにより、花粉塊が体の一部に付着し媒介されることが知られています。2003年6月撮影。

 

シンビジウム エブルネウム
Cymbidium eburneum

 

純白の花をつけるシンビジウムの原種です。ヒマラヤ、ビルマ北部、中国南西部に分布していて、半着生します。2003年1月撮影。

 

キロスキスタ sp. Chiloschista sp.
東南アジアに分布する着生ラン。葉を持たない特殊な植物です。
コクリオダ ブルカニカ Cochlioda vulcanica
ペルー原産の着生ラン。花は小さめですが、鮮明な赤色が印象的な美花種です。2003年6月撮影。
セロジネ クミンギー Coelogyne cumingii
タイからインドネシアにかけて分布する着生ラン。花の形態は変異が大きいようです。開花期は春~夏です。
シンビジウム カナリキュラツム
Cymbidium canaliculatum
オーストラリアに分布する着生ランで、花色には色々な変異が見られます。写真は黒紫色の花がつくタイプです。2003年1月撮影。
シンビジウム マディデゥム 
Cymbidium madidum
オーストラリア北東部原産の着生ラン。開花期は春です。
クリステンソニア ベトナミカ Christensonia vietnamica
ベトナムに固有な、一属一種の単茎性着生ランです。花茎は長さ約8cm、径3cmほどの花を3-5花つけます。花の寿命は2週間ほどです。2004年8月撮影。
コンパレッティア イグネア Comparettia ignea
コロンビアの標高のやや高い地域に生育する小型の着生ラン。花茎は長く伸び40-60cmに達し、多数花をつけます。四季咲き種?2004年9月撮影。
セロジネ ロクセニー
Coelogyne rochussenii
フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアに分布するやや大型の着生ラン。長く下垂する花茎に芳香性の花を3、40個つけます。大株になると何本もの花茎を伸ばし、2~300の花を一斉に咲かせることもあり、その様は実に見ごたえがあります。花はゆるやかな就眠性を持ち、寿命は1週間ほどです。2003年11月撮影。
シンビジウム ダヤヌム
Cymbidium dayanum
和名:ヘツカラン
九州南端、種子島、および台湾以南の熱帯アジアに分布する着生ランです。花径は4-5cm、通常は花弁、萼片の主脈沿いに赤い線状の斑が入ります。和名は産地である鹿児島県辺塚に由来します。2004年9月撮影。
デンドロビウム アルクアートゥム
Dendrobium arcuatum
ジャワ島固有の着生ランで、海岸から高度約800mまでの森林に生育しています。花にはかすかな芳香があります。2003年8月撮影。
デンドロビウム クリソグロッスム Dendrobium chrysoglossum
ニューギニア原産の着生種。かわいらしいピンク色の花を房状に咲かせます。開花期は通常冬ですが、上の写真は2003年6月に撮影されたものです。
デンドロビウム フルギドゥム Dendrobium fulgidum
ニューギニア原産の中型の着生ラン。年間を通して高温多湿な環境を好むようです。栽培の際には鉢を乾燥させすぎないようにすることが大切です。2004年8月撮影。
デンドロビウム リナウィアヌム
Dendrobium linawianum
中国、台湾原産の着生ラン。花は淡紅色で、花弁、萼片の先端は濃紫色をしています。その優しい色合いから、“サクラセッコク”の和名もあります。2003年8月撮影。
デンドロビウム パリシー Dendrobium parishii
インド、中国南部からタイに広く分布する着生ラン。唇弁は優しいピンク色~薄紫色で、縁には細かな毛が生えています。2003年月撮影。
デンドロビウム チルシフロルム Dendrobium thyrsiflorum
インド、中国南部からタイにかけて分布する着生ラン。春に下垂する花茎に多数の花を咲かせる。花びらの純白と唇弁の鮮やかな黄色が非常に美しい種です。
デンドロビウム ワッセリイ
Dendrobium wassellii
オーストラリア原産の小型の着生ラン。多肉質で棒状の葉を持ち、匍匐茎が長く這い、株はマット状に生育していきます。花茎は長さ9-19cm、多数の花をつけます。萼片、花弁の長さは約1.5cmです。2004年9月撮影。

 

ディモルフォルキス ロッシィ Dimorphorichis rossii

 

カリマンタン島原産の単茎性着生ラン。同属は2種を含み、いずれの種も一つの株に色、形の異なる花を2種類つけるという極めて珍しい性質を持っています。同種は花茎の根元から2、3花はオレンジ色の、それ以降に淡黄色の花を咲かせます。花の直径は約5cmで、香りはほとんどありません。2004年8月撮影。

 

デンドロビウム アトロビオラケウム Dendrobium atroviolaceum
ニューギニアに生育しているやや大型の着生ラン。芳香を放ち、独特の模様のあるおもしろい花を咲かせます。2003年6月撮影。
デンドロビウム クラバトゥム 
Dendrobium clavatum
ヒマラヤ~中国南部の1000m以上の高地に生育する着生ランで、夏の高温を嫌います。D. chryseum、D. aurantiacum、D. flaviflorum等の名前で栽培されていることもあります。2003年6月撮影。
デンドロビウム ヒメノフィルム Dendrobium hymenophyllum
ジャワ島、スマトラ島原産の中型の着生ラン。栽培する際、気温は通じて中高温に保ちますが、冬季は乾燥気味に管理します。ノビル系のデンドロビウムよりやや暗めの環境を好みます。2004年8月撮影。
デンドロビウム ミヤケイ Dendrobium miyakei

 

台湾原産の着生ランで、“タイワンベニバナセッコク”の別名があります。開花期は不定です。2003年6月16日撮影。
デンドロビウム ビクトリエ-レギネ
Dendroibum victoriae-reginae
フィリピン原産の着生ラン。海抜1300m以上の雲霧林に生育しています。花は直径約4cm、色は白色~淡青色、濃紫色まであり、変異に富んでいます。2003年9月撮影。
ドレスレリア ディレクタ Dressleria dilecta
コロンビア、エクアドル原産の中型の着生種。花茎は長さ約25-35cm、6-10花をつけます。花は肉厚く、径約6-8cm。2004年6月撮影。

 

ドラキュラ カルデリ  Dracula carderi

 

南米の雲霧林に生育する着生ランです。属名は、吸血コウモリを思わせる花形態から、吸血鬼Dracula伯爵に因んで付けられたといわれています。2003年1月撮影。

 

デンドロビウム ブラクテオスム Dendrobium bracteosum
ニューギニア島の海抜0m付近から700m付近の低地林内で、しばしば群生している小型の着生種。高温多湿を好み、夏季は約70%、それ以外の時期は約50%の遮光下で栽培し、冬季以外はやや大目に潅水をします。花は色の変異に富み、約2ヶ月咲きつづけるため人気のある種です。2003年11月撮影。
デンドロビウム デラコウリィ Dendrobium delacourii
ミャンマー、タイ、インドシナ半島に分布する小型の着生種。花茎は2-3cmで、径約2cmの花を数花つけます。2004年8月撮影。
デンドロビウム レビフォリウム Dendrobium laevifolium
南太平洋諸島に分布する極小型のデンドロビウム。高度約300~2300mの苔むした樹幹や岩に着生しており、湿度と夜間の涼しさを好みます。冬季を除きやや大目に潅水します。花色は変異に富んでおり、比較的栽培もしやすい人気種です。花は2ヶ月以上咲き続けます。2003年11月撮影。
デンドロビウム モタビレ
Dendrobium mutabile
東南アジア原産の着生種。偽鱗茎は長く伸び、その一つの節に房状に花を咲かせます。2003年6月撮影。

デンドロビウム スズキイ Dendrobium suzukii

ベトナム原産の着生ラン。2002年に記載されたばかりの新しい種で、唇弁の赤色が鮮明な美花種です。2003年6月撮影。

デンドロビウム ウニフロルム Dendrobium uniflorum

 

東南アジアに広く分布する着生ラン。花持ちがよく長い間観賞できます。2003年6月撮影。

 

ディモルフォルキス ロウィ Dimorphorchis lowii

 

カリマンタン島原産の単茎性着生ラン。同属は1つの株に色、形の異なる2種類の花を咲かせるという極めて珍しい性質を持っています。高温多湿を好み、大株にならないと開花しないため、栽培条件下で同種の開花が見られるのは極めて珍しいことです。花は径約7cm、花茎の基部には黄色地に紫色の斑点の入る花を2,3輪つけ、それ以降には淡い黄白色地に紫色の斑点の入る花を多数咲かせます。どちらのタイプも香りを放ちます。大きな株では草丈2m以上、花茎3m以上になることもあるようです。2004年8月撮影。

 

エンキクリア アデノカウラ Encyclia adenocaula
メキシコ原産の着生種。花茎は長さ40-100cm、多数の花を密につけます。花は径8-10cm。2003年7月撮影。
エンキクリア マリアエ Encyclia mariae
メキシコ原産の着生ラン。同属中では比較的大きな花を咲かせます。唇弁の白色と緑色のコントラストが印象的な、美しい花です。2003年6月撮影。
エピデンドルム ファルカツム Epidendrum falcatum
(= Epidendrum parkinsonianum
メキシコ~パナマまで広く分布する大型の着生ラン。肉厚い線状の葉をつけ、株、花茎ともに下垂します。春~夏にかけて白色の大きな花を咲かせます。本種は、明け方と夕方にそれぞれ異なる香りを発することから、夜行性のガと昼行性のチョウの両方へ適応した花であると考えられます。
エピデンドルム プリスマトカルプム
Epidendrum prismatocarpum
コスタ・リカ、パナマ原産の着生種。黄緑色地に褐色の斑点が入り人目を引きます。開花期は春~夏です。2003年6月撮影。
エピゲネイウム アムプルム Epigeneium amplum
E. coelogyne
ミャンマー、タイ、中国南部、(おそらくベトナム)の比較的標高の高い地域に生育する着生ラン。花茎は長さ約3cm、1花をつけます。花は肉厚で、径約8cm、1ヶ月以上咲き続けます。2003年10月撮影。
ユーロフィア ストリクタ Eulophia stricta
フィリピン、ジャワ、セレベスに生育する地生ランです。日本にも分布しているイモランに近縁です。2003年6月撮影。
エンシクリア コルディゲラ Encyclia cordigera
メキシコ~コロンビア、ベネズエラに広く分布する着生ラン。自生地ではクマバチの一種に花粉を媒介させています。開花期は春~夏です。2003年6月撮影。
エンシクリア オンシディオイデス Encyclia oncidioides

 

メキシコ~南アメリカ北部にかけて分布する着生ラン。2003年6月撮影。
エピデンドルム ポリブルボン
Epidendrum polybulbon

中央アメリカに分布する小型の着生種で、花は径約2cmです。強健な種で、成長力旺盛です。Dinema属やEncyclia属に分類されることもあります。2003年1月撮影。
エピデンドルム タンペンセ Epidendrum tampense
フロリダ、バハマ原産の着生種。大きな株では花茎は長さ50~80cmに達し、多数花をつけます。開花期は夏です。2003年6月撮影。
エピゲネイウム ナカハラエイ Epigeneium nakaharaei
台湾原産の小型の着生ラン。繁殖力旺盛で、栽培しやすく大株になりやすい種です。色は比較的地味ですが、光沢のある唇弁をもった、可愛らしい形の花を咲かせます。Epigeneium fargesiiとされることもあります。中温室で栽培できます。2003年11月撮影。
エピデンドルム コクレアートゥム
Epidendrum cochleatum
フロリダから南アメリカにかけて広く分布する中型の着生ラン。唇弁が上に位置し、花弁、萼片が下方へ垂れ下がっている様子がタコのようにも見える、愛嬌のある花を年間を通して咲かせます。2003年8月撮影。
エピデンドルム ブラサボラエ
Epidendrum brassavolae
メキシコからパナマにかけて分布する着生やや大型の着生ラン。花は芳香性で、直径約10cm、唇弁はその形、色ともに非常に可愛らしく、人目をひきつけます。2003年8月撮影。
エピデンドルム ポルパクス Epidendrum porpax
メキシコからパナマ、ベネズエラからペルーにかけて分布している小型の着生ラン。花は径約2cmと小さ目ですが、ふくよかな丸みと光沢を帯びた唇弁は非常に魅力的です。株はマット状に広がりながら生長するため、大株になれば、開花期にはたくさんの花を楽しむことが出来ます。2003年8月撮影。
エピゲネイウム シンビディオイデス
Epigeneium cymbidiodes

マレー半島~スマトラ島、ジャワ島にかけて生育する着生ラン。開花期は春です。
エピゲネイウム トリフロルム オリエンターレ
Epigeneium triflorum var.orientale
ジャワ島の東部~中部の高度1000m~1700m付近に生育する着生ラン。日本においては、長年同属の別種であるEpigeneium cymbidioidesの誤名で導入、栽培されてきました。
フリッキンゲリア コマ-タ Flickingeria comata
ジャワ島、ニューギニア島、オーストラリア北東部、南太平洋諸島に広く分布し、島海抜約850m付近までの熱帯雨林に生育するやや大型の着生ラン。花は芳香を有し、唇弁の切れ込みも面白いのですが、1日~2日で萎れてしまうため、趣味家向けのランでしょう。バンダ等と同じ場所で栽培すると良く出来ます。2003年9月撮影。
ガストロキルス ヤポニクス (白花)
Gastrochilus japonicus

和名:カシノキラン  
本州の暖地~台湾にかけて分布する小型の単茎性着生ラン。花は径約1cm、通常は蕊柱や唇弁基部に赤色の斑点が入りますが、写真の個体は珍しい白花品種です。2004年6月撮影。
グラマトフィルム スクリプツム
Grammatophyllum scriptum
ボルネオ、フィリピン、ニューギニアなどの熱帯アジアの島に生育する着生ラン。花の斑(ふ)の入り方にはいろいろな変異が見られます。シンビジウム属と近縁です。開花期は春~夏。
ゴンゴラ エスコバリアナ Gongora escobariana
コロンビア原産の着生ラン。シナモンのような香りを発し、その匂いにおびき寄せられるある種のハチに花粉を媒介させています。2003年6月撮影。

ゴンゴラ グラシリス Gongora gracilis

 

熱帯アメリカに分布するの着生ランです。ゴンゴラ属は、滑り台のような蕊柱をもっており、訪れたハチをこの上で滑らせて花粉塊を付着させるというひじょうにユニークなランです。2003年1月撮影。

 

ゴンゴラ グラシリス Gongora gracilis

 

熱帯アメリカに分布するの着生ランです。ゴンゴラ属は、滑り台のような蕊柱をもっており、訪れたハチをこの上で滑らせて花粉塊を付着させるというひじょうにユニークなランです。2003年1月撮影。

 

ハベナリア ロドケイラ 
Habenaria rhodocheila
マレー半島から中国南部にかけて分布する小型種で、主に岩上に生育しています。花は径3~5cm、色は淡黄色、淡桃色、濃いオレンジ色等、変異に富んでいます。2003年8月撮影。
フントレヤ ヘテロクリタ
Huntleya heteroclita
ブラジル、エクアドル、ペルーに分布する中型の着生ラン。2003年8月撮影。
フントレヤ メレアグリス Huntleya meleagris
アンデス山脈東部~アマゾン流域に分布する中型の着生ラン。甘い芳香を放ち、シタバチの仲間に花粉を媒介させます。花径は約7cm。2003年8月撮影。
レリア アラオリー Laelia araorii
ブラジルの低地に生育する極小型の着生ラン。カトレヤの仲間では比較的手に入りにくい希少種ですが、多くの花色変異が見られ、熱心な収集家もいるようです。Hadrolaelia alaoriとされることもあります。中温~中高温室で乾かし気味に栽培し、良く日にあててやります。 2003年11月撮影。
レリア プミラ Laelia pumila
ブラジルに分布するやや小型の着生ラン。dayanaspectabilis等と近縁で、しばしば混同されています。花径は7-11cmで、通常は濃紫色をしています。2003年8月撮影。
リパリス ラティフォリア Liparis latifolia
インド原産の、同属においては大型の着生種。中温室で、夏場は約70%の遮光下で栽培します。乾燥しすぎないように注意が必要です。2003年11月撮影。
ルイシア テレス ボタネンシス
Luisia teres var. botanensis

和名:タカサゴボウラン
台湾に生育する小型の着生ランで、日本に分布しているボウランの変種とされています。八重山諸島では海岸近くの岸壁などに着生しています。花は径約2cmで、長く咲き続けます。小型の甲虫が花粉を運ぶようです。2004年9月撮影。
リカステ スペクタビリス Lycaste spectabilis
南アメリカ原産の落葉性の着生ラン。2003年8月撮影。
レリア ロバータ Laelia lobata
ブラジルに生育するやや大型の着生ラン。愛好家の多い人気種で、花色にも様々な変異が見られます。写真の個体は選抜個体の交配株だと思われます。2003年6月撮影。
レリア プルプラータ フラメア ‘ミクス’
Laelia purpurata var. flamea ‘Miks’
L.Purupurataはブラジル南部の海岸地域に生育するやや大型の着生ランです。花は大きくて美しく、また、色の変異に富んでおり、多くの品種、変種が知られています。愛好家も多く、盛んに栽培されている人気種です。写真の株は花弁に紫色が入るタイプです。2003年6月撮影。
リカステ クルエンタ Lycaste cruenta
中央アメリカのメキシコ、グアテマラ、エルサルバドルに分布する落葉性の着生ラン。春~初夏にかけて3~5本の花茎を伸ばし、それぞれの先端に鮮やかな黄色の花を一輪ずつ咲かせます。2003年6月撮影。

 

レリア ルンディー
Laelia lundii

 

カトレヤ属と近縁なレリア属の小型種です。ブラジルの東部に分布しています。白い花びらに唇弁上の紫色が良く目立つ可愛らしい野生ランです。2003年1月撮影。

 

レパントプシス アストロフォラ
Lepanthopsis astrophora
ベネズエラの標高700m~1600m付近に生育する極小型の着生ラン。花は直径約3mm程と非常に小さいですが、良く開いた星型をしており非常に愛らしい種です。栽培はマスデバリアに準じますが、この仲間では比較的暑さに強く、栽培しやすい種です。種小名は“星のような”という意味を表す古いギリシア語に由来します。2003年11月撮影。
ロックハーティア オエルステディ
Lockhartia oerstedii
メキシコからパナマにかけて分布する着生ラン。茎には二つ折れの葉が2列に規則正しく並び、面白い草姿をしています。開花期は不定です。上の写真は5月に撮影したものです。
リカステ デッペイ Lycaste deppei
メキシコ、グアテマラ、ニカラグアに分布している着生ラン。花は径約8cm、同属の多種と比較すると変わった独特の色合いをしており、芳香があります。2003年8月撮影。
マラクシス バンカノイデス Malaxis bancanoides
和名:イリオモテヒメラン
沖縄県の八重山諸島や、フィリピン、台湾の常緑広葉樹林内に生育するやや小型の地生ラン。花は径1cm未満で、色は黄色~紫色まで変化に富んでいます。2004年9月撮影。
マスデバリア アブリヴィアタ
Masdevallia abbreviata
エクアドル、ペルーに生育する小型の地生ラン。花は半透明の白色で、細長い花茎に5、6輪ずつつきます。他のマスデバリアと同様に栽培できます。2003年11月撮影。
マスデバリア アマンダ
Masdevallia amanda
コロンビア~エクアドルの、標高1700~2400m付近にかけて広く分布する小型の着生ラン。花の色や大きさの変異に富んでいます。種小名は“愛らしい”を意味するラテン語に由来します。他のマスデバリアと同様に栽培できます。2003年11月撮影。
マスデバリア コクシネア
Masdevallia coccinea alba
コロンビアに生育する着生ランで、同属を代表する大型種。花は大きく、通常赤紫色ですが、桃色、白色、黄色の花を咲かせる品種も知られています。開花期は冬から春。写真は4月撮影。
マスデバリア クーニオルム
Masdevallia kuhniorum 
ペルー原産の着生ラン。開花期は主に冬ですが、上の写真は4月に撮影したものです。
マスデバリア ピノッキオ
Masdevallia pinocchio
エクアドルの山地、1300m~1500m付近に生育する着生ランで、この属では中型の種です。花の形を、童話の主人公“ピノッキオ”の顔に見立てて名前が付けられました。開花期は春です。

 

マキシラリア ククラータ Maxillaria cuculata
メキシコ~ペルーにかけて分布する着生ラン。花茎の先端に、やや肉厚く、径約6cmの花を1輪咲かせます。2003年8月撮影。
マキシラリア テヌイフォリア Maxillaria tenuifolia
中央アメリカに分布している着生ラン。花は強烈な甘い香りを発します。2003年6月撮影。
ミルトニア ベキシラリア
Miltonia vexillaria
コロンビア、エクアドル原産の着生ラン。属を代表する美花種で、交配親としても重要な種です。開花期は春~夏。自生地では夜行性のハチが花粉を媒介しているようです。

マスデバリア アングラータ
Masdevallia angulata

コロンビア~エクアドルにかけて分布する着生ラン。マスデバリア属の中では比較的大きな花をつける種です。花は固く、肉質です。開花期は冬から春です。

マスデバリア エリナセア Masdevallia erinacea
コスタリカからエクアドル南西部にかけて、標高650~2000mの湿った森林内に生育する極小型の着生種。葉が線状であることや、毛の生えた特徴ある萼片により、他のマスデバリアとは異なる外観をしています。栽培は他のマスデバリアに準じます。2003年11月撮影。

 

マスデバリア リマックス
Masdevallia limax
エクアドル原産の小型の着生ラン。かわいらしい花の色と形で人気があります。上の写真は4月に撮影したものです。
マスデバリア ヴァルガシー Masdevallia vargasii
エクアドルの標高2000mほどにかけて生育する、同属ではやや大型の着生ラン。長く伸びた花茎の先に、縦長の花を咲かせます。他のマスデバリア同様に栽培できますが、最低気温はやや高めのほうがより安全です。2003年11月撮影。
ミルトニア ファレノプシス
Miltonia phalaenopsis
コロンビア原産の着生ラン。同属中最も小型ですが、花は株の割に大きく、可愛らしい姿が人気のランです。開花期は冬から春です。
マスデバリア カルセルシアナ
Masdevallia carrthersiana 
エクアドル原産の着生ランです。開花期は冬~春です。上の写真は4月に撮影したものです。
マラクシス オボバタ Malaxis obovata
ジャワ島西部だけに生育する地生ラン。株、花ともに小型ですが、非常に愛らしい花を咲かせる観賞価値の高い種です。2003年6月撮影。
Masdevallia hirtzii マスデバリア ヒルツィー

 

エクアドル原産の小~中型の着生ラン。比較的最近発見された美花種です。開花期は冬から春。
マスデバリア メンドーザエ
Masdevallia mendozae
エクアドルの高地に生育する小型の着生ラン。種小名は本種を発見したエクアドルの植物学者H.E.Mendozaを記念したものです。開花期は冬から春。
マスデバリア ビーチアナ
Masdevallia veitchiana
‘Princess de Gaule’
ペルー原産の大型種。属を代表する美花種で、愛好家の人気も高いランです。開花期は冬から春。
マキシラリア ルフェスケンス Maxillaria rufescens
メキシコ~ペルー、ブラジルにかけて分布する小型の着生ラン。バルブの根元から短い花茎を伸ばし、その先端に径3~4cmの花を一輪咲かせます。花はバニラのような甘い香りを放ちます。Mabelei, vanillodora等の異名があります。2003年8月撮影。
ミルトニア レグネリー
Miltonia regnelii
ブラジルに生育する着生ラン。花茎は30~50cmで少数花をつけます。開花期は春~夏です。
ネフェラフィルム プルクルム Nephelaphyllum pulchrum
東南アジアに広く分布する小型の地生ランです。葉には面白い斑が入り、主に草姿を観賞する目的で栽培されます。しかし、小さくて一見地味な白い花も、花弁の白に唇弁の綺麗な黄色が映え、なかなか可愛らしいものです。高温多湿、約70%~それ以上の遮光下で、やや湿らし気味に栽培します。2003年11月撮影。

 

オドントグロッスム コルダツム
Odontoglossum cordatum
メキシコ~コスタリカ、ベネズエラに分布する中型の着生種。花茎は20cm前後で5~8花をつけます。開花期は夏から秋。

 

オドントグロッスム ペンデュルム
Odontoglossum pendulum
メキシコ西部の低山帯に生育する着生ラン。花茎は下垂し、約10花をつけます。綺麗な紫色に、鮮やかな黄色の斑点の入る美花種です。2003年6月撮影。
オンシジウム カジャマルカエ Oncdium cajamarcae
ペルーの海抜約2600mの高地に生育するやや大型の着生ラン。花茎は長く伸び約120cmに達し、径約3.0-3.5cmの花を多数つけます。2004年8月撮影。
オンシジウム ジョネシアヌム Oncidium jonesianum
ボリビア、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに分布する着生ラン。葉は多肉質で棒状、長さ40cm程になります。花茎は長さ30-50cm、径約5.5cmの花を多数つけます。2004年8月撮影。
オドントグロッスム クラメリ Odontoglossum krameri
ニカラグア、コスタリカ、パナマの標高約1500m付近に生育する、同属においてはやや小型の着生ランです。年に一回以上、不定期に、なんともいえない優しい色合いをした可憐な花を咲かせる人気種です。夏季の暑さと極端な乾燥を避け、約50~70%の遮光下で栽培します。2003年11月撮影。

 

オドントグロッスム プルケルム
Odontoglossum pulchellum

 

中米~南米の高山に分布するやや小型の着生種です。“プルケルム”というのは“可愛らしい”という意味です。
オンシジウム エドワリィ Oncdium edwallii
ブラジル原産の小型の着生ラン。肉質で堅い葉を持ちます。花茎は長さ10-20cm、数花をつけます。花径約1.5cm。2004年9月撮影。
オドントグロッスム テヌエ Odontoglossum tenue
ベネズエラ-ペルーの標高2000-3000mに生育する小型の着生ラン。花茎は長さ約15cm、径約4.5cmの花を6、7輪つけます。夏季の冷涼さを好むため、日本の平地での栽培は困難です。2004年8月撮影。
オンシジウム グロブリフェルム Oncidium globuliferum
コスタリカ~ベネズエラ、ペルーにかけて分布する着生ラン。偽鱗茎や葉は小型ですが、匍匐茎が非常に長くつる状に伸びるのが大きな特徴です。やや冷涼な環境を好みます。約50%の遮光下で乾かし気味に栽培します。異名Oncidium scansor。2003年11月撮影。
パフィオペディルム スカクリー
Paphiopedilum sukhakulii
タイ原産の中型の地生ランです。開花期は冬から春です。
ファレノプシス コルヌ-ケルビ Phalaenopsis cornu-cervi
インド東北部、ミャンマー、タイ、マレー半島、インドネシア、カリマンタン島に分布する着生ラン。花は肉質で径3-5cm、1ヶ月以上咲き続けます。2004年8月撮影。
ファレノプシス モデスタ Phalaenopsis modesta
カリマンタン島に生育するやや小型の着生ラン。葉は長さ10-15cmになり、光沢のある緑色をしています。花は径約3cm、数花ずつ開花します。2004年9月撮影。
プレオネ ラゲナリア Pleione lagenaria
iインドアッサム地方原産の落葉性の着生ラン。同属のpraecoxとmaculataの自然交雑により生じた自然雑種です。標高の高い冷涼な環境に生育しいるため耐寒性は強いですが、夏季の暑さを嫌います。生長期には乾燥しないよう十分に潅水しますが、冬季葉を落とし休眠するときには乾かし気味にします。同属は、株の割に大きな花を咲かせ、管理も楽なので人気があります。2003年11月撮影。
プレウロタリス レストレピオイデス Pleurothallis restrepioides
コロンビア~ペルー原産の小型の着生種です。背萼片と、癒合した側萼片が湾曲して全面につきだしており、側面からみると三日月のような形をした花を咲かせます。栽培はマスデバリアに準じます。2003年11月撮影。
プテロスティリス ヌタンス
Pterostylis nutans
 
オーストラリアのほぼ全域と、ニュージーランドに生育する小型の地生ラン。この属の花は敏感な唇弁を持っており、花を訪れたアブが唇弁に触れると、その刺激により唇弁は蕊柱側へと動き、つぼ型をした花の内部へアブを閉じ込めてしまいます。アブは蕊柱と唇弁の間に僅かに残った隙間から外に這い出ることが出来ますが、その際に花粉を付けられ、花粉媒介の手助けをさせられます。2003年6月撮影。
ファイウス タンケルビレー
Phaius tankervilleae
(和名:カクチョウラン)
 
明るい林床や林縁部、草原に生育する大型の地生ランで、種子島以南~東南アジア、オーストラリア、ニュー・カレドニアに広く分布しています。花は通常外側が白色で、内側は濃褐色ですが、まれに白花、黄花の品種も見られます。開花期は春。自生地ではクマバチによって花粉が媒介されます。
ファレノプシス ファスキアータ Phalaenopsis fasciata
フィリピンに分布している野生のコチョウランです。花は肉厚い蝋質で、黄色地に人目を引く縞模様が入っており、種小名はその特徴に因ります。2003年9月撮影。

 

ファレノプシス ベノサ Phalaenopsis venosa
スラウェシ島の比較的標高の高い地域に生育する着生ラン。花は径4-5cm、肉質で1,2花ずつ開花します。2004年9月撮影。

 

プレウロタリス チャンチャマヨエンシス
Pleurothallis chanchamayoensis
ペルー原産の小型の着生ランです。細長く伸びた偽鱗茎の頂部にハート型の葉を一枚付けます。花は葉の付け根から伸びる花茎につきますが、その花茎がごく短いために、葉の上に花が乗るような形になります。栽培はマスデバリアに準じます。2003年11月撮影。
ファレノプシス ベリーナ Phalaenopsis bellina
マレー半島、ボルネオ島に分布しているコチョウランの原種です。花は径5~8cm、レモンのような香りを放ちます。近縁のヴィオラケアの花と非常によく似ており、しばしば混同されますが、花色や花弁の形態、香り成分の違いなどで別種とされています。2003年9月撮影。

 

ファレノプシス ギガンテア
Phalaenopsis gigantea

 

ボルネオ島に自生しているコチョウランの原種です。“ギガンテア”の名が示すように、巨大な葉を持っており、葉の長さは最大で1mにも達するといわれています。2003年1月撮影。

 

フラグミペディウム ロンギフォリウム Phragmipedium longifolium
コスタ・リカ、パナマ、コロンビア、エクアドルの広域に分布する地生ラン。その名の通り長い葉を持ち、長いものでは80cmになります。花茎は長さ60cmに達し、径約15cmの花を1、2花を順次開花させます。2003年6月撮影。
プレウロタリス パリオラタ Pleurothallis palliolata
グアテマラ、コスタリカ、パナマに産する小型の着生ランです。全体に丸っこく、鳥が口を開けたような、どことなくひょうきんな形の花を咲かせます。栽培はマスデバリアに準じます。2003年11月撮影。
プテロスティリス ヌタンス
Pterostylis nutans alba
P.nutans の珍しい白花品種。花全体が半透明な白色をしており幻想的な雰囲気を持っています。2003年6月撮影。
サイコプシス パピリオ Psychopsis papilio
ベネズエラからペルーにかけて分布する着生ラン。葉は黄緑色で、紫緑色の独特の斑が入ります。花茎は長さ約1m、数花をつけ1花ずつ開花します。花は径10-15cm、チョウにそっくりな形をしています。同属をオンシジウム属Oncidiumに含めるとする説もあります。2004年
レナンテラ マトゥティナ
Renanthera matutina
フィリピン、タイ、インドネシアに分布する着生ランです。この仲間は幅の狭い肉厚で硬い葉をつけ、強い光を好みます。2003年1月撮影。
ロドリゲチア デコラ Rodriguezia decora
ブラジル原産の小型の着生種です。植物体は小さいですが、その割に長い花茎を伸ばし、たくさんの花を咲かせるため見ごたえがあります。中温室で、約50%の遮光下で栽培します。通風を好むため、コルクやヘゴ板につけるとよくできます。2003年11月撮影。
レナンセラ ストリエイ フィリッピネンシス 
Renanthera storiei var. philippinensis
フィリピン原産の単茎性の着生種。花茎は水平に伸び、分岐します。多数の深紅の花が一斉に咲く様子は見応えがあります。2003年6月撮影。
ルドルフィエラ ピクタ Rudolfiella picta
熱帯アメリカ原産の着生ランです。同属は、ビフレナリア属Bifrenariaより分離された小属で、約6種が知られています。2003年8月撮影。
ショエノルキス ジュンシフォリア
Schoenorchis juncifolia
棒状の葉を持つ着生ランで、スマトラ島、ジャワ島に生育しています。下垂する花茎に20~花を咲かせます。
2003年1月撮影。
シグマトスタリクス ラディカンス Sigmatostalix radicans
ブラジル原産の小型の着生種。花茎は約7-15cmで、径約0.6-0.7cmの花を10ほどつけます。オルニソフォラ属Ornithophoraとされることもあります。2004年8月撮影。
ステノコリネ ビテリナ Stenocoryne vitellina
ブラジル原産の小型の着生ラン。鮮やかなオレンジ色と細い筒形が特徴的な、可愛らしい花を10前後咲かせます。2003年9月撮影。
ションバーキア トムソニアナ
Schomburgkia thomsoniana
 
キューバ原産のやや大型の着生種。花茎は長く伸長し、ねじれた花弁を持つおもしろい花を多数つけます。2003年6月撮影。
ソブラリア キサンソレウカ Sobralia xantholeuca
メキシコとグアテマラに生育するササのような草姿をした大型の着生、または地生ラン。花は径15-30cmと大きく、香りを放ちます。大変美しい花ですが1,2日でしぼんでしまいます。2004年8月撮影。

 

スパソグロッティス キンバリアナ
Spathoglottis kimballiana

 

ボルネオ島に分布する地生ランです。沖縄の八重山諸島に分布するコウトウシラン S. plicataに近縁な種類です。2003年1月撮影。

 

シグマトスタリクス グアテマレンシス
Sigmatostalix guatemarensis
メキシコ~パナマにかけて分布している小型の着生ラン。花は径約1cmほどしかありませんが、よく見ると非常におもしろい形をしています。2003年9月撮影。
ソフロニチス セルヌア Sophronitis cernua
ブラジル原産の極小型の着生ラン。偽鱗茎、葉ともに長さ約3cm、肉質で扁平な形をしており、株自体も非常に可愛らしい種です。栽培は、同属中で最も温度を必要としますが、最低気温が10℃くらいあれば十分です。通風を好み、コルク板やヘゴ板につけると良くできます。夏場は約50%の遮光をしますが、年間を通して良く日に当てるようにします。2003年11月撮影。
スパソグロッティス プリカータ (白花)
Spathoglottis plicata
ヒマラヤから東南アジア、ニューギニア、日本の八重山諸島にも分布する地生ラン。丈夫で育てやすく、原地では屋外で盛んに栽培されています。写真の個体は白花品です。開花期は不定ですが、沖縄では春~夏にかけて開花します。2003年6月撮影。
テニオフィルム オブトゥスム
Taeniophyllum obtusm
東南アジア原産のこの着生ランは、特殊な進化をしたランで葉を持っていません。木にはり付いた葉緑素を持つ根で光をうけ、光合成をして生きています。花の寿命はわずか1日です。日本には近縁のクモラン(T.galndulosum)が分布しています。2002年12月撮影。
トリコグロッティス アトロプルプレア
Trichoglottis atropurpurea
フィリピンに固有な単茎性の着生ラン。比較的標高の低い山地に見られ、マングローブ林内で生育していることもあります。T. brachiataの名でも知られていますが、こちらが正当な学名とされています。2003年8月撮影。
バンダ クリスタータ Vanda cristata
単茎性の着生ランで、ヒマラヤ地方の温帯性気候区から亜熱帯性気候区まで広く分布しています。同種はしばしば Trudelia cristataとしても扱われます。2003年9月撮影。
バンダ テレス Vanda teres
( = Papilionanthe teres )
ヒマラヤ、タイ、ミャンマー~中国南部にかけて分布する着生ラン。種小名の“teres”は“棒状の”の意で、葉や茎の形態を表しています。強健種で、強光を好むため、熱帯地域では生垣などに利用されます。
バンドプシス リソキロイデス
Vandopsis lissochiloides
タイ~フィリピン、ニューギニアまで広い分布域をもつ単茎性の着生ラン。大型種で、茎は長さ1~2mに達し、多数の葉をつけます。丈夫な花茎は直立し、長さ1~2mに達します。春~夏に12~20の肉厚い花をまばらに咲かせます。花は黄色地に赤紫色の斑点が入る内側も非常に綺麗ですが、時に鮮明な紫色になる外側も非常に印象的です。2003年6月撮影。
ゾートロフィオン アトロプルプレア Zootrophion atropurpurea
ジャマイカ、キューバ原産の小型の着生ラン。花はほとんど開かず、両側にわずかに隙間が見えるだけの非常に面白い形をしており、動物の頭のようにも見えます。この側面の隙間は昆虫が出入りするためのものであると考えられており、キノコバエのような昆虫が花粉を媒介しているのではないかと考えられています。栽培はマスデバリアに準じます。同属はCryptophoranthus属とされることもあります。2003年11月撮影。